営業人員減でも売上増!コンパクトな組織でも事業継続を可能にする、収益改善DXへの挑戦!
2026.04.27
切削から板金、レーザー、精密加工まで多彩な設備を擁する株式会社ファウスト様。多種多様な加工機を自在に操り、顧客の細やかなニーズに応える「多品種・少ロット生産」で、地域のものづくりを牽引しています。
しかし、同社の見積業務は、個人のエクセル管理や手書き計算に依存する属人化とブラックボックス化に悩まされていました。ひとたび担当者が休めば、業務がストップするリスクを抱えていたのです。
しかし、AI図面管理・見積システム「匠フォース」導入後は、担当者不在でも誰もが顧客の質問に対応できるよう、チーム体制を確立。見積の回答・作成スピードを向上させ、顧客の信頼獲得と売上増を実現しています。
この記事では、匠フォース導入による「組織変革」と「人手不足時代を生き抜く生存戦略」についてお話を伺いました。
目次
■ 会社概要
- 社名:株式会社ファウスト
- 事業内容:専用設備部品、金型部品の加工
- 設立:1998年
- 従業員規模:44名
- URL:https://faust-corp.co.jp/
インタビューにご協力いただいた皆様
株式会社ファウスト様
- 工場長 笹山 寿希 様
- 業務部リーダー 佐伯 瑞季 様
匠技研工業
- カスタマーサクセス 國馬 秀治
- 製品本部 プロダクトマネージャー 中野 景太
※本記事の掲載内容はすべて取材時(2026年1月)の情報に基づいています。

「多彩な設備」と「多品種・少ロット」の柔軟な対応

──國馬(匠技研工業):まずは、ファウスト様の事業内容と、市場における強みについて教えてください。
笹山様(工場長):弊社はFA用設備部品やプレス金型部品の加工を手掛けています。最大の強みは、フライスやマシニングによる「切削加工」、放電や研削による「精密加工」、そしてレーザーやベンダーによる「薄板加工」まで、多彩な工作機械を自社で揃え、一貫して製作できる点です。
この設備力があるからこそ、お客様の「短納期」の要望に確実にお応えできます。社長が「品質が営業する」という企業理念をよく口にするのですが、それを体現できるよう、製品にはキズひとつないよう徹底した品質管理を行い、高いクオリティを保っています。その姿勢が、全国のお客様から選ばれ続けている所以であると自負しています。
「誰かが休めば対応が止まる」──個人に依存する見積業務
──國馬(匠技研工業) 多彩な加工に対応できるからこそ、見積業務は非常に煩雑だったのではないでしょうか?匠フォース導入前の課題を教えてください。
笹山様(工場長):おっしゃる通りです。以前は営業担当者がそれぞれ個人で見積を作成・管理していました。ベースとなる製造原価に「いくら管理費を乗せるか」も個々人に委ねられ、属人化していました。
情報の管理方法もバラバラで、過去の類似案件を探すのにも毎回苦労していました。何より深刻だったのは、誰かが休むと、その人が担当しているお客様の対応がほぼできなくなってしまうことでした。
匠フォース導入の決め手は「業界No.1のカスタム性」
──國馬(匠技研工業) 匠フォースを知っていただいたきっかけは、メイン顧客からのご紹介だったそうですね。
笹山様(工場長):はい。ちょうど社内の業務管理システムを改修しようとしていたタイミングだったんです。うちは切削から板金まで加工形態が多彩なので、システムにはそれを柔軟に反映できるカスタマイズ性が必須でした。
匠フォースは、加工企業の導入実績が豊富で、図面管理・見積作成・関連帳票類の格納までオールインワンであったこと。そして何より「業界No.1のカスタム性」という強みが、私たちが求めているものと完全にマッチしていました。
多い日で1日150件ほどの見積をこなしていましたが、匠フォースなら見積業務の課題を解決できると、即決しました。

──國馬(匠技研工業) 当時は、匠フォースを世の中にリリースしてまだ数年の頃でした。導入時の不安や、自社に定着させるまでの壁はありましたか?
笹山様(工場長):当時は事前のデモができなかったので不安はありました。導入直後も、機械のチャージ設定はあっても「どういう見積フォーマットにすればみんなが使ってくれるのか」が分からず、試行錯誤の連続でした。
そこで、ITに触れる経験の多かった私と佐伯の2名が主導し、まずは自分たちで使いながら改修を繰り返しました。
匠技研さんは、アップデートのスピードがとにかく速かった。機能が新しく追加された時は「じゃあ、自分たちの業務フローを匠フォースに合わせて変えていこう」と柔軟に対応しながら、約半年かけて形にしていきました。
1ヶ月のうち3営業日分の時間を削減し、担当者不在でもフォローできるチーム体制を確立

──國馬(匠技研工業) 匠フォースが現場に定着した後、具体的にどのような変化が生まれましたか?
佐伯様(業務部リーダー):見積作成のスピードが圧倒的に上がりました。例えばレーザーや板金の加工であれば、今では匠フォースに数値を入力するだけでパッと見積金額が出るようになっています。
また、過去図面の検索機能は本当に助かっています。リピートの手配はもちろん、半年後にお客様から問い合わせが来た際も、瞬時に過去の図面や加工履歴を引っ張り出せます。社内の管理番号を打ち間違えていても、図面そのもので検索してヒットさせることができるのは非常にありがたいです。
笹山様(工場長):トータルで見ると、見積業務にかけていた時間が月に24時間分、営業日で3日分は短縮されています。
また、見積履歴から手配・検査図面までが一元管理されたことで、「担当者しか分からない」というブラックボックスがなくなりました。
私が数時間外出している時でも、佐伯がサッと対応してくれますし、その逆も然りです。急ぎの案件にすぐ対応できることが、お客様からの安心と信頼に繋がっています。
営業人員減でも売上増!人を増やさずに収益を上げる構造改革
──國馬(匠技研工業) 実は、営業の人数自体は導入前よりも減っているとお聞きしました。
笹山様(工場長):そうなんです。体制変更により営業メンバーは減っているのですが、見積の回答スピードが上がったことで受注が伸び、結果として売上は導入前よりも上がっています。
何より大きかったのが、担当顧客の「引き継ぎ」です。実は最近、売上の大部分を占めるメインの顧客を、私から佐伯へ引き継ぎました。匠フォースにすべての案件の履歴と適正な価格データが残っていたからこそ、スムーズに移行できたのだと思います。匠フォースがなければ、引き継ぎ自体が不可能だったかもしれません。

──國馬(匠技研工業) 見積業務をしなくなったことで創出できた時間を、どのようなことに使っていますか?
笹山様(工場長):地場のお客様を広げるための新規営業や、若手の採用活動に時間を割けるようになりました。商工会にも参加し、高卒生の採用機会などを積極的に探っています。地方企業においては採用環境が益々厳しくなる中で、人を増やさずに今の水準をキープし、収益を改善していくことが優先度高く求められています。
現実を見据えると人が入らない前提でも回っていく事業体制を築く必要があり、匠フォースによる図面や見積の管理はその根幹を支えてくれています。
「人が成長できる会社」を目指し、焼津のモノづくりを次世代へ
──國馬(匠技研工業) 最後に、ファウスト様が描く今後のビジョンを教えてください。
佐伯様(業務部リーダー):製造業界で生き残っていくためには、「他の会社ができていないことをやっていかなければならない」と考えています。将来的には、見積の精度を向上させ、「誰が見積をしても同じ結果になる」標準化を目指したいです。
笹山様(工場長):AIなど技術が進歩しても、結局ものづくりは「人と人のつながり」です。だからこそ、人が成長できる会社でありたいと思っています。情報をオープンにし、引き継ぎができる環境を作ることは、人を大事にするためにも必要な要素です。
私たちの地元である焼津は、工業系の会社が少なく、廃業してしまう町工場も増えています。なんとかこの技術を残していきたいという思いから、最近はInstagramやTikTokでの発信も始めました。これからも匠フォースを相棒に、新しいことへの挑戦を続けていきます。
【編集後記】
属人化の壁を乗り越え、「人が成長できる会社」を目指しチャレンジを続けるファウスト様。匠フォースの導入が、新規開拓や若手採用へと波及している点が印象的でした。これからもファウスト様の挑戦を全力でサポートしてまいります!
カスタマーサクセス 國馬
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